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佐藤恭子 音楽と日々のあれこれ
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古本屋さんで昔の「ユリイカ」をたまたまぱらぱらとめくっていて、そういえば、私の一つめの大学の恩師たちはどうしていらっしゃるかしら?と、急に気になってインターネットで調べてみたら、お亡くなりになられた先生がたがいらっしゃって、ショックを受けています。

私、あんまり話したことなかったですが、大学時代は、教育学部の「総合芸術コース」という怪しげなところ(事実怪しかった)に在籍しておりました。大学を受験する頃は将来の夢が特になかったもので、元々は関西の、総合人間なんちゃらという、将来何にでもなれそうなネーミングが非常にユニークな学部に行こうと思ってたのが、センター試験の数学が2科目必要なうちの一つで名前を書き忘れて0点になってしまい、親が浪人するなら就職と譲らないしでもまだ働きたくないし、と思って、数学が1科目で受験可能でなんだかネーミングが似ているこの学科にしたというわけです。(ちなみにジャズサークルでサックスをはじめたのは、まあ、芸術と名のつく学部にはいったからやっぱそれらしいサークルはいいかもな、というのも多少あった記憶が、笑。)

なので、入ってからいきなり、美学やら哲学やら言語学やら映画(といっても、ハリウッドのエンタメ感溢れるものではない!)、音楽評論やらコンピュータミュージックやデザインやら、よくわからない言葉に触れて、たしか最初は全く興味がもてず学校も行かず、2年間で20単位くらいしかとってなくて。卒業が危うくなった3年生で心を入れ替え、一年間で怒濤の如く90単位ちかくとったんじゃないかとおもうんだけど、突如として朝から晩まで毎日講義に出席しはじめたんです。

そしたら、興味のもてないことでもやっているうちに楽しいって感じになってきて、好きだったのが、室井尚先生の現代芸術論、梅本洋一先生と大里俊晴先生の映像芸術論、田鎖大志郎先生の和声学とゼミ、国安洋先生の音楽美学。唐十郎先生の演劇の講義は、唐さんが原作書いた映画をみたんだっけ、あと、先生が誰かわすれちゃったけど、ディズニーランドの研究というのもおもしろかったなー、とか、とか思いだして、何気なくgoogleってみたんです。

それで、大里先生と梅本先生がなくなられてることを知ったのでした。お二人の講義では、新宿辺りのマイナーな映画館にいったりビデオで指定された映画、もしくは本をよんで、レポートというか評論まがいのことを書くのが主。梅本先生は「カイエ・デュ・シネマ・ジャポン」を編集しててよくわからないフランス映画についてよくわからないことを機関銃のようにひたすら喋り続け、大里先生は必ず黒ずくめの恰好でグラサンかけてて誰も素顔を知らず、フリー(というか騒音というか)に傾倒しててジャズ批評とか執筆しててある時は無茶苦茶なインプロにもつきあわされて頭はてなでした。

当時の私にとって先生達はみな完全に変人に見え、将来こうはなるまい(笑)と思う反面、もうそれはとても楽しい大学生活でした。そしてそこで受けた影響は、今の私の音楽家としての思考に大きく影響しているといっても過言ではないです。

なくなられたお二人がどれくらいユニークな方々だったかというと、下記を聴き、読めばすぐわかる。亡くなられたことを存じなかったことは心苦しく、そして今とても寂しいです。でも、人生で、こういう素敵な先生方に出会えたこと、幸せに思います。

http://www.youtube.com/watch?v=HANjYyBfI14

http://tanshin.cocolog-nifty.com/tanshin/2009/11/post-82ab.html

http://www.frenchbloom.net/2013/03/14/1683

http://tanshin.cocolog-nifty.com/tanshin/2013/04/post-1cb0.html

室井先生の文章は、愛に溢れてるなぁ。

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