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佐藤恭子 音楽と日々のあれこれ
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朝、目覚めた時とか、夕暮れ時とか、春を感じる瞬間が少しずつ増えてきて、たまらなく良い気分になる今日この頃です。春眠暁を、云々、一年で一番好きな季節です。

昨晩、ふと、夏目漱石さんの、「こころ」を読み始めたのですが、はじめて読むとおもったら多分ずいぶん前に読んだことがあることを思い出して、ただ、読み進めど結末をいっこうに思い出せず…。

時代の異なる文章って、よんでいてちょっとでも気持ちが離れると一瞬に振り出しにもどって、少なくとも2、3行前から読み直さないとついていけなくなってしまうのだけど、文化や時代を超えても共通して存在する、普遍的な人の心のありかたとかが強烈に伝わるって、たまらなくいいデスネ!


漱石さんが、「I love you. 」を、「月が綺麗ですね」と訳したという、本当なのかどうなのかわからない逸話をなんとなく思い出しまして、そんな昨夜は奇しくも満月で、月が本当に綺麗でした。「愛してる」といいたいところを、「月が綺麗ですね」、といっても、まず伝わらんやろ!、と思ったのだけど、近代化の波とともに、愛するという、西洋的というかキリスト教的概念が日本に入ってきた、激動の明治の時代背景というのを考えると、めちゃくちゃシャレオツやん???と思い直しました。

ちなみに、二葉亭四迷さんは、「I love you.」を「死んでもいい」と訳したという、これまた本当か分からない逸話を聞きますが、本当だとしたら、めっちゃくちゃ男前やなー!と思います、笑。この時代に生きた男性はみなこのようだったのでしょうか。というか、この時代だからこそ、リアルでよいのかもしれませぬ。


近況ですが、今、ある製鉄所の紹介映像に音楽を作っています。壮大なオーケストラとポップなものをおりまぜて、というもので、前者は迷いなくやれたのですが、後者は、わたしはシンセサイザーや電気楽器にあまりなじみがないところで、最初、どうやって編曲したものだか…、と途方にくれたのですが、思い切って2、3日、まったく離れて、中高生の頃の何となく記憶にあるJPOPをじっくり聴いたら、いろんなイメージやアイディアが浮かんで、楽しくやれました。

子供の頃の記憶ってやっぱり残ってて、久々に聴いても意外としっかり覚えてるんですね。さらに、このころの音楽の良さを再発見できたことも、よかった!今のようにコンピュータが発達してなくて、時間も労力もかかって、制作者たちの気合いみたいなのもすごかったんだろうな、というのも、ひしひしと感じました。こういうのが音楽から聴こえてくる瞬間、よりいっそう愛しい気持ちになります。

この企画をくださった大先輩が、人生で、苦手なことにあえてチャレンジすること、というのを、常日頃から口癖のようにおっしゃられているのですが、わたしにも、アウェーなこと、未知の分野にあえてトライするという経験を積ませてくださって、本当に感謝するとともに、どんなことでもポジティブにやってみることや、常に前進するエネルギーって、大事やなと痛感。それらはうまく行かないことが山ほどあって、失敗やへこむことばっかりでうんざりすることも多々あるけど、でも、その分だけ、時々得られる喜びも楽しみも幸せもより大きく感じられる、と、いつも、思います。

ことしの雪で、空撮映像の日程がずれ込んで、かなりタイトなスケジュールでなんとかやっている最中ですが、来週にはこのプロジェクトは終わりそうで、次は、4月のリトルオケの方に集中しようと思ってます。こちらも、いまからとても楽しみです。関わってくれるみんなや、応援してくださってる皆さんに大感謝です。ありがとうございます。
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