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佐藤恭子 音楽と日々のあれこれ
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20年前の今日。


ちょうど高校の冬休みの宿題提出と実力テストの日で、明け方やっと宿題を終わらせて、すこし仮眠をとっていたところでの突然の揺れ。本棚から本やらなんやらどっさり落ちてきて、この時の身体の感覚とか恐怖とか、今もリアルに覚えています。

三宮の親戚の家は全壊。神戸につながるほぼ全ての道路が封鎖された中、裏道をよく知る従兄弟がみんなをバイクで助けだして、狭い我が家に疎開してしばらく一緒に生活していました。現地に残った親戚は復興作業の合間をぬって、うちまで何時間もかけてお風呂に入りにきていました。身近な人たちは幸い皆無事だったけど、友人や知人の家族や親戚などの一瞬の死とか、たくさんの悲しみを一度に体験。

命の儚さ、尊さ、時間の観念とか、それまでの短い人生のなかで培った小さな人生観や価値観を一気にオーヴァーライトされましたが、当時はただただ傍観するだけで、まだまだ未熟な、何もできない子供でした。



あれから20年。


いろいろなことがあって、日本にいたりいなかったりもしたし、多くのことが変わって、未だわすれられない想いも、風化した感情も、いろいろ入り交じっているけれど、あいもかわらず元気に毎日過ごせることが、本当にありがたくて、そんな毎日って、当たり前じゃないんだ、と、あらためて感じさせられています。そう、朝目覚めて夜寝るまでの一日一日が既にギフト。


東北大震災の時はリトルオケで東京で3日間チャリティライブをして、また静岡でもチャリティーコンサートで演奏させて頂いて、そのときのみんなの笑顔は今も忘れないし、たくさん集まった寄付はメンバー皆で赤十字に募金して、と、大人になってささやかながら音楽を通してできることをやりつつ、いろんなことを考えました。

皆、ひとりで生きてるんじゃなくて、必ず誰かと繋がってて、お互い助け合って生きていて、ひとりひとりの存在とか各々ができることは小さくても、それがつもり積もると大きな力になることとか、それぞれが生きてる中で見えない力に与えられた、社会の中でその人だからこそできる役割があることとか、いろんな想いを心に深く刻んだのですが、今日は、そんなことを思い返しています。


人類の、地球の長い歴史の中で見れば、無数に起こる天変地異のひとつに過ぎないけれど、今を生きる私たちには絶対に忘れられないこと。たとえ、一年に一度でも、生きてる以上、この先も毎年こういう気持ちを確認して、よい今日を、よい未来を過ごせたら、そんなことを思います。


いつもありがとう。皆さんも、よい週末を!



追伸:写真は、2年前の春に、震災の記憶を辿って淡路を旅し、野島断層保存館を訪れたときのものです。









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