忍者ブログ
佐藤恭子 音楽と日々のあれこれ
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


少しずつアルバムリリースのお知らせが始まっていますが、今回私が立ち上げたレーベルの、「coplavinsky music」が多方面から、変わった名前だね、といわれるので、すこしばかり、解説。


コプラヴィンスキーと呼んでいただけましたら、”v”はちゃんと唇噛んで(笑)。私の敬愛する2人の作曲家、アーロン・コップランド大先生と、イゴール・ストラヴィンスキー大先生のお名前を組み合わせた造語です。二人がそれぞれもつ音に対しての思想、サウンドの傾向ともにとても大好きで、それで、少なからず影響をうけていてというところ。


二人とも全然違うタイプの、しかもクラシック音楽の作曲家ですが、各々20世紀の初頭に自作の曲の初演で、観客から演奏中に野次や大ブーイングを浴び演奏を続けられない程の大変な騒ぎになったその曲が今では高く評価されてるという、そんなエピソードの持ち主たちでもあります。(ちなみに私はそんな混乱を招く音楽は全く目指していないです、笑!)


コップランドは、日本ではあまり知られてないみたいですが、20世紀アメリカ音楽の父と呼ばれ、ニューヨーク市立大学クイーンズカレッジの音楽科は彼の名前を冠した学校にもなってるし、バーンスタインのかつての憧れ、恩師でもあり生涯の友人、彼の音楽を擁護するなど、ある意味パトロン的な役割もしたのかな。


ストラヴィンスキーは、ココ・シャネルがパトロンで一時期恋仲にあったところでも有名と思うけど、そのエピソードが映画にもなってて、実際に演奏会でホールが混乱するシーンからはじまってたような…。シャネルが衣裳、ストラヴィンスキーが音楽というモダンバレエもあって、その映像も残ってて見たんだけど、1920年代のものの再演だったのかなぁ、めちゃくちゃオシャレ。(私、子供の時にタカラヅカへの憧れからモダンバレエを習ってたこともあり、こういうのも好きなんです。)そうそう、チャーリー・パーカーもストラヴィンスキーの大ファンで、インプロヴィゼーションや彼の曲の独特の旋律に大きな影響が伺えますね。



それから、今回の、アルバムジャケットの風景は、カメラを借りて、自分で撮影しました。四国の山奥と太平洋です。たくさん撮ったらミラクルが一枚くらい生まれるんじゃないかと。そして、撮った写真を組みあわせてジャケットを作って欲しいとデザイナーさんに依頼。リトルオケというバンドでもあるので私の写真は使わないで、とさんざんいったにもかかわらず、な、ジャケットがあがってきてしまったのですが…。


デザイナさんは顔写真は必要と譲らないし、ただ、私の好きなダダイズムとかシュルレアリズム的な発想に、本人曰く、ヌーベルバーグの色彩感のイメージと水墨画やECMのジャケットにも見られるような淡々とした風景の印象を、今回特にエッシャーのインスピレーションから生まれた組曲をEverlastingの軸としていることもあってそれにも沿いつつコラージュしたとのことで、そう思ってみてるとだんだん、ジャケットの人物が自分という感じがしなくなってきて、採用に至ったのでした。


あらためて見ると、「Momentary」のブルーは横顔に透けた雲とともになんだかマグリットっぽいし、車のなかから雨の風景をとったぶれぶれの写真が「Everlasting」で逆にいいアクセントになって面白いし、こちらの空はモディリアニのグリーンみたいだな、とか、そんなふうに思います。(青も緑もピンクも私はもっと違うのを主張してたんですが、まあ、ここにおちついたところで、笑。)



PR
カレンダー
11 2017/12 01
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
最新記事
カテゴリー
ブログ内検索
バーコード

Template by Emile*Emilie
忍者ブログ [PR]