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佐藤恭子 音楽と日々のあれこれ
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今夜は、音楽学校のアンサンブルの授業にて、Billy Strayhornさんの「Isfahan」という曲をとりあげてみました。演奏者にとっては難曲と言われることが多いですが、本当に美しい曲です。


ストレイホーンさんが同性愛者だったり政治的な主張の強かった人でもあったことに起因する差別やバッシングの影響で、当時の彼の作品の多くが共同作業をしていたデュークエリントン氏の曲として発表され、最近になってようやく本人がクレジットされるようになったと聞いたことがあります。ステージにたたず、舞台袖から見守るばかりの、エリントンの分身とかよばれたそう。どこまで真実かは分からないけど。


氏が己の人生に苦悩してたかどうかは知る由もないけれど、作品に共通する美しい旋律やどこかしら宙に浮いたようなふわっとした不思議な印象に、どんなことを思って日々を過ごし、どんな気持ちでピアノに向かって、曲を書いたのだろうかな、などと思いを巡らしはじめると、ときどき凄く切なくなって涙腺がゆるみそうになる、と私が少しばかりセンチなことを言いはじめたら笑、Isfahanがどこの町?イラク?モスクあるとこ?イスラムの文化や宗教の影響もあったりするかな?どんな町なんだろうね、など、横道にそれ…。でも、作品の背景とか、作者の生い立ちや、彼彼女が生きた時代の文化や政治的背景に触れることって大切だとあらためて思った次第。


そういえばChelsea Bridgeも、Lush Lifeも、Upper Manhattan Medigal Groupもそうだけど、ストレイホーンさんの名曲はキーがDbであることが多いという話になって、それでメロディを、半音あげたり下げたりして吹いてみたのだけれど、明るすぎたりさわやかすぎたり、素朴すぎたりして、なんだかしっくりこない。やっぱりDbが落ちつくというか、Dbだからあの独特の美しさが表現できるんだね、と、その場のみんなで納得。



この文章を書きながら、久しぶりに、ハートマン&コルトレーンの共同クレジットによるLush Lifeと、チャールスマクファーソンがパットマルティーノとデュオで残したLush Life、そして、ジョシュアレッドマンがストリングスを加えて録音したLush Lifeを交互に聴いています。一音一音が心に重く染みてく。同じ曲なのに、各々が全然ちがうLush Life。各々の人生も、生きた時代も全然ちがうのと同じで。


などと思いながら、一日の最後を心静かに穏やかに気持ちよく過ごせて、なんといってよくわからないけど今日も一日ありがとう、なのかな?なんとなく笑。


ちなみに、Lush Lifeという曲にであったのは、wheel of lifeという曲を書いたときに、あなたもストレイホーンみたいに人生急いじゃうの?ってからかわれた(?というのかアメリカンジョークなのか?)のがきっかけでした。曲も、歌詞にwheel of lifeって出てくるのも、そのときに初めてしりました。ちなみに、歌詞はナットキングコール。

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【Recent Interest】

音楽は、サックス奏者のDick Oattsさんを、随分久しぶりにじっくり聴いてます。この人の持つ独特の世界観、大好きだな。

絵画は、モネの日の出がすきだなぁ、と思ったら、今週末からモネ展あるんですね。行きたいな。個人的には、ジョアン・ミロがマイブームです。お気に入りは、自画像というタイトルの絵。(少し前に、大塚美術館で陶板で観たのだけど、実物はスペインにあるのだそう。)

映画は、少し前に映画館で「奇跡の2000マイル」を観ました。映画の内容もさることながら、音楽がとても好きな感じだなぁ、と思いながら最後にクレジット確認したら、同級生のカナダ人ベーシスト、ガース君が担当してた。最近あまり演奏してないのかな、と、おもったら、こちらに進んでたのね。びっくり。

食。料理ってほどじゃないけど、煮干しのだしのお味噌汁が美味しいです。

…秋だなぁ。


今日は、午後遅くに、Norma Winston Trioをピットインで聴きました。

Kenny wheelerのMusic for Large and Small Ensembleという大好きなアルバムがあって、それでNormaの声を聴いて素敵だなっておもったのが、1999年だったかな。やっと生で聴けて幸せでした。(でも去年も来日してたのだそう、しらなかった。)


先日は、寺屋くんとデュオ、久しぶりにしっかりサックスを吹きました。よい感じでした。

次のアルバムはもっとサックスを、といって頂くことが多くて(2枚のアルバムでは指揮がメインだし笑)、そうだなぁ、と思いつつ、サックスで伝えたいことってどんなだろう?それがぴったり生きる編成は?曲は?ってあれこれ想いを巡らせてみる今日この頃です。




おはようございます。涼しくなってきたので、久しぶりにジョギングを早朝に切り替えてみました。ちょっと曇ってたけど、気持ちよかった!

いろいろとやりたいことを思いつくのは簡単で、あれもこれもと、想像するのはとてもたのしくてわくわくするんだけど、実際形にするには時間がかかるし、その過程で、迷いもあれば軌道修正もあれば、って感じなのかな。まあ、何事も、こつこつと積み重ねるに尽きると思うのですけどね、これがなかなか心使う。

ところで昨夜は、深沢七郎さんの未発表集を読みかけて、3行も読まないうちにバタンキューと寝てしまってた。「生きているのはひまつぶし」って、タイトル秀逸だなと、しみじみ。笑。

今年のお盆は、お休みという感じじゃなかったけど、少しゆっくりして、久しぶりに画集や本を読んだり、充実。もうすこし涼しくなってからお墓参りにいこうかと思う。

今日も良い一日にしたいもの。皆さんも、かけがえのない一日を大事にお過ごし下さいますよう。

アルバムの感想や評価をいろんなところで頂いたりして、自分がリトルオーケストラと名付けた編成で表現したかったこと、また、この先どこに向かいたいのかな、と、そのまえに、そもそも何が好きなんだっけ?と、考えることがしばしばあって、もちろん、なかなか言葉にするのは難しいけど、とりあえず、下記備忘録的な笑。


編成について。

ビッグバンドよりも小さな、管楽器6(ときどき7)プラス4リズムセクションという、一般にラージアンサンブルとよばれる編成のひとつ。ビッグバンドと同じ手法でかかれたラージアンサンブルの音楽は古くからあるけど(それらはやっぱり壮大さという点でちょっと物足りなく感じることが多い)でも、オーケストレーションの工夫や対位法をうまく組み合わせることで、オーケストラのような壮大さや相対的ダイナミクスをある意味表現できるという可能性があること、それを生身の人間で、素晴らしい演奏家たちに集まってもらって形にするという、不完全な完全さみたいなものが、実現していく過程も含めて魅力かな。

とはいえ、最初のきっかけは、ビッグバンドよりも人数がすくないと、予算が少なくていいしね、という安易な発想。でも、それだけに演奏者の能力と個性に大きく左右されることも判明、笑。



ジャンルについて。

特にこの編成で音楽を書くときには、ジャンルの枠にしばられないことを大切にしています。

音楽のジャンルって、その人が着てる洋服みたいなものに感じることがあります。社会生活の中で、人からどう見られるかという印象、職業や地位やそういったものとの関連や、何よりも大切なところで、着ている自分自身の心のあり方を考えると、着るもののチョイスはとても大切なのだろうけど、本質的なものというか、その人間の資質を語るときに、実際洋服ってどこまで影響するのかなと思うと、わからないなぁと思うのです。

私自身の興味といえば、どちらかというと、着てる洋服よりも、なぜ、それを着ているのか、というか、いうならば、表現者の思考に興味があるという感じかな。音楽で言うなら、なぜその枠組みを選択したの?とか、もっともっと狭義でいうと、ジャズや即興演奏において、なぜその瞬間にその音に向かったのか、のような。

でもそれがただの直感とか成り行き的なものにはそんなに興味もなければ奥深さも感じないのです(毎日音に関わって感覚が麻痺してるというのはあるとおもうけど)。表面的なところだけ器用になぞった、音の根底にその人の意志や思考の見えないものには心が動かない。

逆に、綿密なコンセプトや理知的なものの、その先にある人間の本能的な欲望が見えた時、いいかえると、この音をつかみ取りたいというような超肉食系の貪欲さや思慮の深さ、気持ちの強さ、また、結果的にこうなったけど必然だよねという安堵感のようなものに、憧れたり、心奪われるのだろうかな、と。

何考えてるかわからなくなってきました笑。また、気が向いたらつづきをば。

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